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YOGA fest YOKOHAMA 2009
http://yogafest.jp/2009/ 「自分に合ったYOGAと出逢う」「手法の優劣ではなく違いを知る」「YOGAを文化として根付かせる」: このようなコンセプトのもと、9月の連休3日間パシフィコ横浜で実施されるYOGAイベント。 今年で6回目らしい。全く知らなかった。 無料エリアのブースイベントエリアも楽しい企画でいっぱいとのこと。 ただ、上記サイトのどこを見ても、主催者の名前が見当たらない。(サポーター一覧はあったけれど) 「チケット購入」をクリックすると、YOGA TOWNのシステムへとつながる。 運営に関する情報が少ないのが少し不満に感じる。 内容に話を戻す。スケジュールを見ると、一日約40近くのYOGAクラスがあるので、3日間でざっと120クラス。 どれも違うYOGAで、レベルも初級から指導者レベルまで多様である。 講師一覧のページには、80名近くのインストラクターの名前とそれぞれの担当クラスが掲載されている。 どのYOGAクラスに出るか、選ぶだけでも相当時間がかかるのではないか。(この選ぶプロセスも楽しいのだが) 既に4分の一ほどのクラスは予約で一杯になっている。 それにしても、実にさまざまなYOGAの種類(スタイル?)があることに気づく。 クラス説明を読んでいても、いろいろ発見があって面白い。 実際にYOGA festに参加すると、更なる発見や学びがあるのかもしれない。 新しいYOGAとの出会い、新しい人との出会い、(新しい自分との出会いも?)、ワクワク感・楽しさが高まる。 ▲
by ou_allons_nous
| 2009-07-31 20:00
| 今日の発見
思考の整理学
外山滋比古著 筑摩書房(1986年4月第一刷発行、2009年6月第53刷発行) 20年以上も前に書かれたものだが、いまの時代だからこそ更に強烈な至言となっている。 「もっと若い時に読んでいれば…そう思わずにはいられませんでした」という帯の言葉には十分うなずけるが、決して遅すぎることはない。 かみしめながら、自分や社会をふりかえりながら読んでいる。 今回は6つの章から、IとIIを取り上げる。 当時の(いまも変わっていない)学校教育のあり方に苦言を呈している「グライダー」。 先生と教科書にひっぱられながら、先生から言われることを一生懸命勉強する。しかし、独力で知識を得るのではない。 そんな生徒のことを「グライダー」と比喩している。自力では飛び上がることができない。 「人間には、グライダー能力と飛行機能力とがある。受動的に知識を得るのが前者、自分でものごとを発明、発見するのが後者である。両者はひとりの人間の中に同居している。グライダー能力をまったく欠いていては、基本的知識すら習得できない。何も知らないで、独力で飛ぼうとすれば、どんな事故になるかわからない。 しかし、現実には、グライダー能力が圧倒的で、飛行能力はまるでなし、という"優秀な"人間がたくさんいることもたしかで、しかも、そういう人も"翔べる"という評価を受けているのである」(p13) 学校教育の現状は、グライダー人間を量産し、飛行機人間を育てる努力はほんのすこししかしていない、とも言及している。 確か、自分で「考える力」は、先ごろ叫ばれていた「ゆとり教育」の目玉であったはず。 その「ゆとり教育」もいまや風前の灯。 理念と現実のギャップで苦しむのは子どもたち。 この本全体で、グライダー兼飛行機のような人間になるための心掛けが書かれている。 卒業論文におけるテーマの絞り方を説明しているのが、「醱酵」。 文学研究なら、作品を読み、自分が何か感じるところ(感心や違和感)、わからない部分などを書き抜く。 これが素材。素材だけあっても論文は書けない。 外山さんは、ビールをつくる過程になぞらえながら、醱酵素となるヒントやアイデアが必要になることを述べる。 同類のものではなく、異質なところからもってくるのである。 しかし、アイデア(酵素)と素材(麦)だけあれば、すぐ醱酵はしない、ビールはできないのである。 ここで大切なのが、「寝させる」こと。 「頭の中の醸造所で時間をかける。あまり騒ぎ立ててはいけない。しばらく忘れるのである。"見つめるナベは煮えない"。」(p33) いつもペーパーやレポートを締めきりギリギリでなければ取り掛からない自分としては、この「寝かせる」作業をしたことがない。 「熟したテーマは、向こうからやってくる」フランスの文豪、バルザックの言葉が突き刺さる。 頭の中で酒をつくる、そこから生まれたものが自分の思考。まざりものがない、独創である。 しかし、こういう考えや着想をもつと、どうしても独善的になるらしい。 そこで外山さんは、アメリカの女流作家ウィラ・ギャザーの言葉「ひとりでは多すぎる。ひとりでは、すべてを奪ってしまう」を引用し、思考の整理の仕方を「カクテル」で伝える。 すでに存在するものを結びつけることによって、新しい考えが生まれる-触媒的創造について大変興味深い。(「触媒」p54-59) 「発想の母体は触媒としての個性」という至言を心に留めておきたい。 ▲
by ou_allons_nous
| 2009-07-31 08:00
| Books
湘南鎌倉 鯵の押寿し (大船軒)
所用で鎌倉へ行った際に、駅の構内で大船軒の「鯵の押寿し 特上」を初めて購入。 一気にその味の魅力にはまる。美味しい~! (食べ物やお酒の味を表現する語彙に乏しい自分が口惜しい。) 早速、大船軒のHPを訪問。 http://www.ofunaken.co.jp/index.html ******************************** 「特上 鯵の押寿し」 鮮度の高い極上の旨味のある小鯵、その小鯵からわずか2切れしか取れない身を伝統の合わせ酢でしめ、押寿しにしました。 まろやかな味わいの贅沢な旨味をご堪能ください。 神奈川名産100選にも選定されている名品です。 ********************************* 古くから、北原白秋、魯山人などの鎌倉に縁のある文人墨客に親しまれてきたなどと書いてあると、付加価値が一層高まる。 駅売店のポスターには、それぞれのカロリー表示まで記載されていたが、低カロリーで健康にも嬉しい一品。 鯵の押寿しの説明は以下の通り。 ********************************* 「湘南鎌倉名物 鯵の押寿し」 あじ(鯵)とは、3月頃から味が良くなるということから、魚扁に参という字が充てられたそうです。 大衆魚の王者で、脂肪が多い割にくせが無い旨みの多い魚です。 新井白石はその著書に、「アジとは味なり、その美なるをいう」と書いています。 鯵は イノシン酸が多いので旨みにコクがあります。 大船軒の鯵の押寿しは大正二年販売開始といいますから100年もお客様に支持され続けている長寿商品です。 地元大船をはじめ、湘南名物として今では広く知られるようになっています。 大船軒の「鯵の押し寿し」は小鯵を関東風ににぎり、関西風に押して仕上げるもので、大正2年4月に 発売となりました。 当時、鯵は江ノ島近海で湧く(わく)ように獲れたとの事。 その中から 身の締まった「小鯵」だけを使い、半身で一握りという贅沢な押し寿しは、当時のベストセラー「サンドウ井ッチ」に 増して人気を博しました。 現在は、日本有数の鯵の産地である九州の五島産の鯵を使用し当時の味をそのままに、お届けいたしております。 ************************************** この鯵の押寿しのほかに、明治32年日本で初めて駅で売り出したサンドウィッチ復刻版にも食指が動く。 シンプルなハム(鎌倉ハム)のみのサンドウィッチ。 包装紙に描かれているレトロな絵も味わい深い。 日本には美味しいものが本当に沢山ある。 それら美味しいものを味わえる機会があるのは、幸せなことだ。 ▲
by ou_allons_nous
| 2009-07-30 22:00
| 今日の発見
図説 地図とあらすじでわかる! 聖書
船本弘毅 監修 青春出版社(2009年5月) 以前より世界三大宗教と呼ばれる仏教、キリスト教、イスラム教や、その他ヒンドゥー教などに関する基本的なことを学びたいと思っていた。 海外で仕事をする機会がある度に、信仰する宗教の教え・考え方が人生や生活のバックボーンである人が多いのに気づく。 世界情勢や変化を読み解くにも、歴史や宗教の理解は欠かせない。 しかし宗教について学ぶというと、なんだか堅苦しく感じてしまうのは否めず、「そのうち…」と思いつつ現在に至った。 そんななかで出合ったのがこの本。幸運だった。 読みモノとして興味深く読むことができ、説明は簡潔でわかりやすく、そして数時間で集中して読めてしまう。 時系列に沿って、キーワード説明をすることで、聖書のあらすじをわかりやすく解説している本。 文章が簡潔なのはもちろん、各キーワードに必ず掲載されている図表や地図が理解を整理し、深めるのに大変役立つ。 旧約聖書がユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖典であることは以前より知っていたが、ユダヤ人もアラブ人も共通の先祖を持つ兄弟であることを解き明かす(?)「アブラハム」一家にまつわる話などが印象的であった。 それにしても、この本を読んで、改めて人間の歴史は対立、争い、迫害、嫉妬、権力欲、裏切りなどで彩られていると感じた。そしていまも…。 個人的には、旧約聖書第2章の内容が大変興味深かった。 以下に目次を書き記す。 ************************************************ 序章 聖書とは何か 旧約聖書と新約聖書/契約/預言者/天使と悪魔/死海文書 第I部 旧約聖書 第1章 創世記 天地創造/エデンの園/カインとアベル/ノアの箱舟/バベルの塔 第2章 族長たちの時代 アブラハム/ソドムとゴモラ/イサク/ヤコブの生涯/ヨセフの生涯 第3章 約束の地を目指して 出エジプト/ヨシュアのカナン征服/士師の時代/剛勇の士師サムソン/ルツとナオミ 第4章 イスラエル王国の興亡 最期の士師サムエル/初めての王サウル/英雄王ダビデ/全盛期の王ソロモン/知恵文学 第5章 国家分裂とバビロン捕囚 アハブ王とエリヤ/ヨナ書/バビロン捕囚/ダニエル書/捕囚からの解放/美妃エステル 第II部 新約聖書 第6章 イエスの登場 イエス誕生前夜/受胎告知/洗礼者ヨハネ/荒野の誘惑/十二使徒 第7章 イエスの伝道活動 イエスの教え/イエスの奇跡/ユダヤ教のキリスト教/最後の晩餐/イエスの裁判/十字架/イエスの復活と昇天 第8章 弟子の時代 マグダラのマリア/十二使徒の布教活動/パウロの伝道/キリスト教の迫害/ディアスポラ/ヨハネの黙示録/最後の審判 ************************************************* この図説シリーズは他に「古事記と日本書記」「万葉集」がある。 ▲
by ou_allons_nous
| 2009-07-30 05:00
| Books
スターライトシネマ2009
Star Light Cinema 2009 ~抱きしめたい、胸躍らせる私の名場面 恵比寿ガーデンプレイス 2009年7月19日~8月9日(13日間、期間中の金土日と祝日上映、18:45開始) 「心ときめく、明日への扉。」をテーマに選ばれた13の映画を日替わりで、センター広場の300インチ特設野外スクリーンにて無料上映する。 http://gardenplace.jp/sp/event/starlightcinema_movielist.html セレクションの中には、ちょっと興味があったが結局観ていない「マルタのやさしい刺繍」、「潜水服は蝶の夢を見る」、「最高の人生の見つけ方」があった。 しかし!悲しいかな、この3作品は既に7月週末に上映済みであった。 ちなみに、ジャック・ブラックの演技が大好きな自分としては、セレクションの中に「僕らのミライへ逆回転」があることに大満足。 (これも既に終了していたが) これからのラインナップも面白そうなものが揃っているので楽しみ。 やわらかい夜風にふれながらの野外映画は違った趣があるし、自由感・楽しさ感がずっと増す。 このような素晴らしいイベントを企画・実行してくれる人たちに感謝。 ▲
by ou_allons_nous
| 2009-07-29 20:00
| 今日の発見
忘却の力 創造の再発見
外山滋比古著 みすず書房(2008年7月) 現代社会の知識信仰に対する警告でもある。 「忘却」というとネガティブなイメージのほうが大きかった印象だが、それも大切なことだと説く。 逆転の発想。 各篇は、数ページからなる読みやすさで、トピックはそれぞれ異なるが、どれも核心をずばりとつく。 なんだか良質のブログを読んだように感じた。 いくつかのテーマは対話調になっていて、その表現の仕方も面白い。 共感するところもあるが、ちょっと考えてしまうテーマもあり、それらがいろいろな方向から自分の頭を刺激したように思う。 いま書店では、同著者の「思考の整理学」文庫本が平積みで置いてある。 読んでみよう。 ********************************************************** 一般に、言語知の方を暗黙知より高いもののように思っている。教育がすすむにつれて主知的になるのであろう。知識の害ということはほとんど考えない。 若いときに、創意工夫に満ち満ちた人が経験をつみ、知識を蓄えて大家になると、知的活動がはっきり不活発になり、重箱の隅をつつくようなことをして、それを誇りとするようになる。人間はどうも言語知がふえるにつれて創造的でなくなるらしい。 暗黙知の大愚は言語知の大賢にまさることがすくなくないが、人はそういうことに目を向けない。 外界を知るためのことば、知識のはずである。それが充満してくると、おそろしいほど堅い殻をつくって人間を閉じ込めるようになる。ことばの向うに外界のあることも忘れてしまう。おわりには、ことばのみありき、というわけである。 知っているものごとの外側に、未知の世界がひろがっていることを想像する力すらいつしか失ってしまう。 ことばの殻を破ってこそ真の知性である。 (「ことばの殻」より p2-4) 継続は力なりというが、ただ続けているだけでは力にはならない。休止をはさんで、くりかえす、そういう継続でないと大きな力は生まれない(ことを鉄柱から教わる)。 継続は習慣をつくる。いったん習慣になったものはおそろしいほどの力をもつ。習慣は終わってしまっても、当分の間、残曳作用をおこすのである。 ただ、その反復、継続ということの中にリズムがなくてはならないことを、見落としがちである。 そのリズムは活動と休止のくりかえしによって生まれる。休止はなくてはいけないが、長すぎても調子をくるわす。 (「習慣」よりp23-25) バーナード・ショーは大へんな筆まめで、おびただしい書簡を遺した。そのショーが、「きょうは体力がないから、長い手紙を書くが、あしからず…」という書き出しの手紙を書いた。簡潔は分別の精髄、というが、短い文章は長文より力業を要することを知っていて、こんなことを云ったのであろう。 アメリカ代二十八代ウィルソン大統領は歴代大統領の中でもきわ立った雄弁家とされているが、短いものの難しさを知っていた。 「二時間の演説なら、すぐにでも始められるけれども、三分間のスピーチだったら、一晩は準備しないといけない」 われわれ人間は小さなものにとらわれる。つまらぬことにかかずらわるのではなく、小さなものの中に宿る神に惹かれるのだろう。 (「小さきもの」より p109-111) 知識を習得するのは、いってみれば、ものを食べるようなものである。少量ならとにかく、食べすぎると、消化不良をおこす。そこまで行かなくとも、満腹すれば、あとどんなご馳走にも手が出なくなる。適度の空腹がいちばんよい状態だ。その快い空腹になるには、食べたものをどんどん消化、余分なものは排泄してやらないといけない。 忘却はこの排泄作用を頭の中でしていると考えられる。 ただ知識の多いことを喜んで、適切な忘却をなおざりにしていると、なんでも知っているバカ、知的メタボリック症候群にやられてしまう。効率的忘却は、きわめて現代的課題である。 選択的忘却を促進する方法はいろいろ考えられるが、記憶作業をしたあと、休む方法がある。 それとは別に、寝させる方法がある。風を入れる、と言ってもよい。時間に助けてもらって忘れるのである。 もうひとつの忘却法は、新しいことを考えること。浮世ばなれた、空の空たることを考えていると、おのずと、多くのことが消えていき頭がさっぱりきれいになるような気がする。新しいことを覚えるのではなく、新しいことを考えると、おのずから頭は整理され、その分、頭のはたらきもよくなる。 (「忘却-あとがきに代えて」より p178-183) *********************************************************** ▲
by ou_allons_nous
| 2009-07-29 05:00
| Books
空はどうして青いの? 海はどうして青いの?
チビタス Chibi+Us 「特集 チビの素朴な質問にどう答えていますか?」 http://chibitus.allabout.co.jp/s/02/ http://chibitus.allabout.co.jp/s/37/ 「子どもがいるからこそ、"自分たちらしく"暮らしたい夫婦のためのライフスタイル」と銘打っているチビタス。 ALL ABOUTはアクセスしていたが、その中の「チビタス」というコーナーは知らなかった。 上記特集内のパパ・ママの答えが、夢があって、創造的で、ほんわか温かい。 この他にも、「流れ星はどこにいっちゃうの?」「風はどこから吹いてくるの?」「鳥はどうして飛べるの?」などのトピックがある。 自分だったらどう答えるだろう?? ****************************************************** 空はどうして青いの? 「それはね空が雲のプールだからだよ」 「空はいつも青いってわけじゃないんだよ」 おいしそうな柿みたいな色の夕方の空、重たそうな雲でいっぱいの灰色の空だってあるし、ナスみたいな紺色の夜明けの空だってある。星も見えないくらい真っ黒な夜の空だってあるよ。 時間やお天気によって、空はゆっくりゆっくり色が変わるんだね。 それから、空の真上と下のほうでも、色が違うよね。それにさ、空の色によって、地面や建物の色も違ってくるんだよ。 僕が大好きな空は、お日さまが沈みかけて、雲がだいだい色に染まる夕方の空。だってそれは明日が真っ青な空が広がる清々しい朝になる、合図の空だから。 部屋から出てさ、首が痛くなるまで空を見上げてごらん。 どう?何色に見えたかな、どんな色の空が好きだと思ったかな。 「それはね小鳥さんが青い空が好きだからだよ」 小鳥さんは空が青い日は朝早くからみんな歌い始めるでしょ。 みんな青 色が好きなんだ。だから雨が降って空が暗くなると昼間でも小鳥さんは 歌うのをやめちゃうんだよ。 昔、小鳥さんの歌声が大好きな神様がい て、小鳥さんたちのために空を青くしてあげたんだって。 海はどうして青いの? 「海の生き物から見上げる空は海の水面なんだ」 よく晴れた日の空は、青いよね。 海の生き物から見上げる空は、実は海の水面なんだ。 だから、晴れた日は海も空もすっきりと青いのさ。 それからね。海の水をすくってみると、透きとおっているよね。でも離れて見ると青い。 トカゲだって手のひらに乗せて見ると恐竜そっくりだけど、離れてみると、どう見える?近くでみるとちょっと怖いお兄さんだって、離れて見ると、頼りなく見えたりしない? 波だって、近くで見るとザブーン、ザブーンって、勢いがいいけれど、飛行機から見るとね、ピタッて止まって見えるんだよ。近くで見るのと、遠くから見るのとでは、ものは違って見えるんだね。 「海の色はお魚の信号機だからです」 水がきれいでお魚も住みやすい海は青くなります。 お魚にとって住みにくい汚れた海は黄色くなります。 海が赤くなるともうお魚は住めません。 そうやって海は色を変えて「ココは来ていいよ!こっちは来ちゃダメだよ!」ってお魚に信号を送っているのです。 でも、その海を汚しているのは僕たち人間です。 海の信号が全部青になるように、僕たちにできることを考えなくちゃね。 「海の底に大きな鏡があって、空の色を映しているからだよ」 ******************************************************* ▲
by ou_allons_nous
| 2009-07-28 23:38
| 今日の発見
Swissnex(スイスネックス)
(朝日新聞GLOBE20090727版 G-6面) 「米国の大学街で国境を越えたネットワークをつくる~スイスハウスの試みに日本が学ぶべきこと」 by 菅谷明子(在米ジャーナリスト) 以下、一部を抜粋(要約した文あり)する。 *************************************** ボストンにあるスイスネックスは、スイスと米国の大学、研究機関、企業、起業家などを、組織の枠組みを超えてつなぐネットワークの拠点である。 さまざまなセミナーやレセプションを開く。セミナーで知識を得ることよりも、むしろ、テーマを柱に集まる人々を効果的に交流させ、情報交換を促し、人間関係を発展させる場づくりを重視している。 スイスネックスのスタッフがファシリテーターの役割を担い、人と人のマッチメーキングをする。即座にマッチメーキングができる秘密は、彼らの「顔の広さ」。 多様な背景を持ったスタッフが、ボストンエリアにあるハーバード大、MITや研究機関、ハイテク新規企業などに積極的に出向く。 時には関連イベントを共催するなどして、組織やそこに所属する人々の情報収集を徹底的に行いながら人脈を築いていく。 それをスイス側のニーズと照らし合わせた上で、誰と誰を、どんなテーマで出会わせ、効果を最大化するために、どんなイベントを企画すべきかとローカルとグローバルの間で日々戦略を練るのである。 スイスで開発した技術をもとに、米国でのビジネスを始める動きを具体的にサポートすることもある。 スイスは日本と同様、天然資源に恵まれず、教育に力を入れてきたが、近年「頭脳流出」が問題になっていた。 それを「頭脳循環」ととらえ直した発想が、スイスハウス(いまのスイスネックス)に結実した。 優秀なスイスの人材が世界に点在し、彼らが世界とつながることが、やがてはスイスを知のネットワークのハブに導くと考えたのだ。 **************************************** 菅谷さんは、多くの分野で国境を越えたネットワーク作りを支援する柔軟性を持った仕組みづくりが急務の課題となっている日本にとって、スイスネックスの事例に多くのことが学べるだけでなく、国際人となるために必要な一人ひとりの意識改革を促している、と締めくくった。 ボストンのほか、サンフランシスコ、インドのバンガロール、上海、シンガポールの5ヶ所にスイスネックスがある。 東京にも、science counselor(領事館員)が常駐しているらしい。 ネットワーキングの重要性は以前より叫ばれていた。 菅谷さんは言及している。「これからの時代は、個人が持つ知識量だけでなく、キーパーソンをつなぐネットワーキングによる『集合知』をいかに自分の知(脳)の拡張として使いこなせるかが鍵となる」 個人レベルだけでなく、組織や地域レベルでも知のネットワーキングと活用を通して、それぞれの可能性と実践力を限りなく広げていくことができるはずだ。 これらの「集合知」を、平和構築や自然保護にももっと役立てていけたらと願う。 菅谷さんの記事 http://globe.asahi.com/meetsjapan/090727/01_01.html スイスネックス http://www.swissnex.org/ ▲
by ou_allons_nous
| 2009-07-28 05:00
| Articles
人に対する温かい心遣いは共振する 今日の夕方、所用でオフィスから外へ出た際に雨が降っていた。 傘をもっていなかったので、ビルからビルへと雨を避けながら歩いていたら、ある年配の女性から声をかけられた。 「よかったら、どうぞこれをお使いください。私は使わないので」 そしてビニール傘を手渡してくれた。 見知らぬ人からの心温まる親切に接し、感謝の念と同時に幸せを感じた。 そして、この幸せを他の人とも分かち合いたい。 今度は自分が、傘を必要とする人に、この傘を差し出そう、と決めた。 このような他者を思いやる心遣いの連鎖が、世の中もっと広がっていけばいいのに。 ▲
by ou_allons_nous
| 2009-07-27 20:00
| 今日の発見
イラクの小さな橋を渡って
池澤夏樹・文、本橋成一・写真 光文社(2003年1月) 1センチ強しかない厚さの本だけれど、その物理的薄さとは反対に、その内容は淡々としているが重さを感じさせる。 写真はずっと眺めていたくなるくらい美しい。 池澤さんがイラクを訪れたのが2002年。 イラクの人々の日常が、生き生きと伝わってきた。 その後のイラクでの展開をわかっているだけに、文や写真に出てくる市井の人々の現在に思いを馳せるとやるせない気持ちで一杯になる。 美しい瞳の女の子が笑顔でこちらを見ている。 その横に、次のようなキャプション「この子たちをアメリカの爆弾が殺す理由は何もない」 アフガニスタンもそうだが、理由も無く理不尽に犠牲になるのは市井の人々。 戦争はその時だけでなく、その後もずっと負の影響を及ぼし続け、劣悪の状況のなか医療不足などによりさらに犠牲は増えていく。 本来なら、死ななくてもいい乳児、子ども、大人の人たち。 「早い話が戦争とは人が意味もなくたくさん死ぬことだ。」(「あとがき」よりp81) かわいそう、と他人事ではなく、私は日本人として人間として何をしてきたのだろうか。これから何ができるだろうか。 ▲
by ou_allons_nous
| 2009-07-27 05:00
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