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『科学する心のススメ』
朝日新聞20100422夕刊~ 窓 論説委員質から(辻篤子) 普段何気ないところに、自分の習慣・行動についてふりかえる機会はある。 このアーティクルの冒頭部分がまさにそうだった。 ************************* 「科学する心」を育むことの大切さを、金融を専門とする川本裕子・早大教授が説いている。 科学する心はもちろん、理系だけのものではない。 「科学する心―社会的基盤としての読書」と題し、「理科読をはじめよう」(岩波書店)に寄せた文によれば、川本さんが大切に思う科学する心とは、「仮説設定と検証を繰り返すことにより、真実をみきわめようとする姿勢」だ。 言葉を換えれば、日常の惰性に流されず、直観を鋭敏に保ちながら、事実という材料をもとに確からしさをチェックし続ける。社会的、経済的な課題を解決するには、その積み重ねが欠かせない。 *************************** 自身をふりかえると、惰性に流されること多し…。 「直観」ではなく、「直感」でモノゴトを判断・決定すること多し…。 科学する心を育むには、子どものころの読書が重要だという。 上記のような姿勢を持つためには、日々の実践の積み重ねかな~。 直観: 思考や判断を加えずに直接とらえること 直感: 本能的に感じとること (三省堂Web Dictionaryより) ■
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by ou_allons_nous
| 2010-04-22 22:00
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朝日新聞 20091012 14版 5
「けいざい一話 金融危機 企業に責任感」 グローバル・コンパクトは、アナン前国連事務総長が提唱し、2000年に生まれた。 経済のグローバル化の裏で進む自然破壊や格差拡大を前に、世界の企業に対して「問題を引き起こすのではなく、解決する役割を」と呼びかけた。 参加企業・団体は、人権、労働基準、環境、腐敗防止の4分野の10原則に賛同し、実現に向け努力する。 10原則: <人権> 1.国際的に宣言されている人権の保護を支持、尊重し、 2.自らが人権侵害に加担しないよう確保すべきである。 <労働基準> 3.組合結成の自由と団体交渉の権利の実効的な承認を支持し、 4.あらゆる形態の強制労働の撤廃を支持し、 5.児童労働の実効的な廃止を支持し、 6.雇用と職業における差別の撤廃を支持すべきである。 <環境> 7.環境上の課題に対する予防原則的アプローチを支持し、 8.環境に関するより大きな責任を率先して引き受け、 9.環境に優しい技術の開発と普及を奨励すべきである。 <腐敗防止> 10.強要と贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗の防止に取り組むべきである。 国連事務総長や参加企業のトップらは3年に一度サミットを開催。 企業経営者、NGO、労働組合などから選ばれた20人からなる諮問機関が企業への提案や助言をする。 有馬利男(富士ゼロックス相談役特別顧問)さんは、この諮問機関のメンバーで、国内組織「グローバル・コンパクト・ジャパン」議長も務める。 グローバル・コンパクトは、国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEPFI)と共同で、「責任投資原則」の普及活動も進めている。「環境、社会、コーポレート・ガバナンス」の考えを投資判断に取り入れる考え方だ。 グローバルコンパクトに参加する日本企業・団体数はまだ95(10/5時点)。 「日本人には、『陰徳を積む』というか、こうした活動を宣伝材料にするべきでない、という感覚がある。ただ、それと裏腹に『情報開示』という意識も薄いのではないか」と有馬さんはみる。だからこそ、参加を通じて「受け身と言われる日本の企業体質を変えてほしい」と訴える。 (一部のみ抜粋) *************************************** グローバル・コンパクト 参加している日本企業・団体名 http://www.unic.or.jp/globalcomp/organiz.htm ■
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by ou_allons_nous
| 2009-10-12 11:06
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「高橋睦郎 花をひろう」より
<朝日新聞20080822 be on Saturday e6面> 夏の花といったら朝顔がまず浮かぶが、朝顔は秋の季語だという。 「朝顔は朝の容花(かおはな)の謂(いい)で、美しい女性の寝起きの顔のような花という比喩的表現」 美しい女性の寝起きの顔なんて表現されると、朝顔の花の見方がかわってきてしまう。 「花をひろう」の前半のみ、以下に書き記す。 ******************************* 朝顔市(7月6-8日、東京・入谷鬼子母神境内)は夏の季語なのに、朝顔が秋の季語はなぜか。 その背景には朝顔という言葉の長い歴史がある。 朝顔は朝の容花(かおはな)の謂(いい)で、美しい女性の寝起きの顔のような花という比喩的表現。 最初、これに当てられたのは桔梗だったらしい。 「万葉集」巻八の山上憶良(やまのうえおくら)の「秋の野の花を詠む二首」(一首目短歌、二首目旋頭歌)。 秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花 萩の尾花葛花瞿麦の花女郎花また藤袴朝貌の花 の朝顔の花は桔梗を指すという。 ところが、その後に木槿(むくげ)が輸入され、桔梗より美しいというので朝顔の名を当てられ、さらにそののち牽牛子(けにごし)<現在のアサガオ>が舶来し、木槿よりさらに美しいというので朝顔の名がそちらに移り定着した。比喩的な名のゆえの移動と考えればよかろう。 ********************************** 小学校のときに夏休み、朝顔の成長記録などつけていた記憶があるけれど、朝顔にこんな奥深さがあったとは趣深く感じる。 ちなみに、入谷の朝顔市は七夕が新暦で行われはじめた明治の中期からという。 ■
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by ou_allons_nous
| 2009-08-22 12:00
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「池上彰の新聞ななめ読み」
あてにならぬ記憶と観察力 裁判員裁判スタート 朝日新聞20090810夕刊beワーク 3面 池上さんは、いつもわかりやすい言葉でニュースの解説や分析をしており、「わかりやすく伝える技術」などという本も出しているジャーナリスト。 この「池上彰の新聞ななめ読み」は、必ずチェックするコラムだ。 記事をとりあげ、新聞の報道のあり方などを考えさせる内容になっている。 メディアリタラシーを養う一助にもなるのではないか。 今回の内容は、裁判員裁判初日の様子を伝える新聞各紙の記事の比較から、人間の記憶や観察力というのは意外にあてにならない、同じものを見ていても、各人の受け取り方はさまざまだということを論じている。 朝日新聞 「被害女性の傷跡の写真」に対して、「男性裁判員は口を開けて息をのみ、女性裁判員2人もためらうように髪をさわったり、視線をそらせたりした」と描写 読売新聞 「痛いの写真を裁判員に見せる場面」で「裁判員の中には、耐えられずに目をそらしてしまう人もいた」と書いている 毎日新聞 「遺体の写真4枚」に対して、「裁判員は全員、目を背けなかったが、時折表情をゆがませ唇を固く結ぶ女性もいた」と書いている そういえば、「記憶は嘘をつく」(ジョン・トートル著)というタイトル本を書店で見たことがある。 昔から(自分の)記憶ほど当てにならないと感じていただけに、理論的に説明しているであろうこの本を気になっているが、まだ読めていない。 人は無意識に記憶をつくり変えながら生きている。 物事を見るときも、無意識に自分の都合の良いように(自分の持っているフィルターを通して)見ているのだ。 「池上彰の新聞ななめ読み」は以下のサイトでバックナンバーが読める。 https://aspara.asahi.com/column/ArticleList.do?siteId=ff8080811fd18b04011fd1a47aa90030 ■
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by ou_allons_nous
| 2009-08-10 21:00
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朝日新聞20090809 「読書」より
① 「神と仏の倫理思想」 吉村均著 (北樹出版) 古代と中世に展開した神仏習合は、異質な信仰をいい加減に混ぜ合わせたものでは決してなかった。 在来の神の信仰は、人がふだん生きている狭い時空をこえ、すべてを見とおし包み込むような、新しい知を求めていた。仏教の側は、あらゆる生物の苦しみから解放する仏陀の知を得る前の段階として、一般人にむけた教説を必要としていた。二つの要請がたがいに補完しあう。筋道だった体系を、神仏習合はもともと備えていたのである。 徳川時代における儒学の支配、さらに近代の神仏分離と仏教理解の西洋化は、そうした体系を打ち壊してしまった。しかし吉村は、近代にも柳田国男と折口信夫の民俗学が、文献としては残らない伝説や習俗の世界に、日本人の本来の信仰のありようを探ったことに、意義を見出す。 そしてまた、文字など読めないにもかかわらず、仏教の高度な知恵を体現した「妙好人(みょうこうにん)」たちが、庶民の世界には出現し続けたことに注目している。 (苅部 直さんの書評 一部抜粋) ② 「報道局長 業務外日誌」 金平茂紀著 <著者に会いたい>のインタビューより抜粋 本書は、激務の合間に見たり読んだりした映画やライブ、小説についてつづったもの。 「報道に携わる人には情報をどう感じるかという想像力が大事」が持論。 想像力を養うのに文化は切り離せない。日誌では、神経をすり減らす仕事が続く中で、自分を取り戻すように音楽や本をもとめている姿が印象的だ。 「中身の濃い音楽や詩や小説は、ストレートニュースと同じぐらい大切だと思う。メディアはその畑を耕す作業をどれだけしているのだろうか、」と静かに語る。 ■
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by ou_allons_nous
| 2009-08-09 10:00
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生活の危機は人生の危機に非ず
~100年に一度の「危機」は人生を見つめ直す「好機」 ひろさちや氏のインタビュー http://doraku.asahi.com/ad/clients/bukkyou/index.html (以下、要約) ******************************************** いまの世の中、政治も経済も乱れ混乱していて、誰もが不安に思う。 でもその不安と感じるのはなぜか? それは、自分が今の生活を手放すのが怖いから。 でも、それは人生の危機ではなく、大概は生活の危機、金銭上の問題に過ぎない。 人生の危機と生活の危機は別だと知る手がかりは、仏教でいう「分別智(ふんべつち)」と「無分別智(むふんべつち)」という言葉。 世間で「分別のある人」といえばほめ言葉だが、仏教において「分別」を持つのは悪いこととされている。 例えば、余計なもの的な意味合いで呼ぶ「雑草」は、山野に生えれば「野草」になり、ときには「薬草」にもなる。 つまり、そもそも雑草なんて存在せず、自分勝手に分別をする知恵(分別智)を仏教は戒めて、草はただ草として見て分別しない知恵(無分別智)を教えている。 私たちは何かにつけて、自分に都合のいい物差しを持ち出して、これはいい、こっちは悪いと分別しているのである。 仏教は、不安は欲望の裏返しであることを説き、その処方箋として「少欲知足(しょうよくちそく)」ということを教えてくれる。 ************************************** 老子も、「足ることを知る者は富めり。強(つと)めて行う者は志有り。」と言っている。 「足るを知る」は、自分の心、意識の持ち方次第だな…。 ■
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by ou_allons_nous
| 2009-08-07 08:00
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「経営革新」の明暗
窓 論説委員室から 朝日新聞20090804夕刊 ************************************ 京都の老舗企業は量的な拡大や成長ではなく、「独創的な革新によって質的な向上を続ける経営」をよしとする。 革新といっても、単に新しいことをやればいいわけではない。良い革新と悪い革新があるのだ。このあたりの考え方を、お香の老舗、松栄堂12代目当主(社長)の畑正高さん(55)に聞いた。 「社会性がある、将来の社会にきちんと根付く革新が良い革新。これを続けていれば、歴史と伝統が積み重なる。逆に、独りよがりの思いつきが悪い革新。目先の利益にはなっても、長い目で見ると何も残らない。むしろ、歴史と伝統を消耗し、いずれ経営は傾く」 ただ、個々の革新の社会性を見極めるのは難しい。畑さんは歴史への理解を深めるのが役立つという。お香の歴史だけでなく、広く社会文化などの歴史一般への理解だ。「歴史の転換点で起きた現象には必然性がある。さまざまな必然性を感得するにつれ、今の社会で起きている変化の行方を洞察する感度も鋭くなる」 過去の歴史的事件の知識が、具体的な新商品の開発に直結するといった単純な話ではない。経営の「次の一手」を打つときの判断に際して、内面的な確信を得るのに大いに役立つのだという。 松栄堂は20年ほど前、線香を短く現代風にアレンジした商品を英語で「お香」を意味する「インセンス」と呼び始めた。これが今では広辞苑にも載るほどに定着した。こういう革新に日々こだわっているのだ。 (川戸和史) **************************************** 「さまざまな必然性を感得する」 経営だけでなく、さまざまなことに対して示唆に富む言葉だ。 松栄堂HP<http://www.shoyeido.co.jp/menu.html#>内では、前出の畑さんの「薫薫語録(くんくんごろく)」というエッセーを読むことができる。 ■
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by ou_allons_nous
| 2009-08-04 20:00
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Swissnex(スイスネックス)
(朝日新聞GLOBE20090727版 G-6面) 「米国の大学街で国境を越えたネットワークをつくる~スイスハウスの試みに日本が学ぶべきこと」 by 菅谷明子(在米ジャーナリスト) 以下、一部を抜粋(要約した文あり)する。 *************************************** ボストンにあるスイスネックスは、スイスと米国の大学、研究機関、企業、起業家などを、組織の枠組みを超えてつなぐネットワークの拠点である。 さまざまなセミナーやレセプションを開く。セミナーで知識を得ることよりも、むしろ、テーマを柱に集まる人々を効果的に交流させ、情報交換を促し、人間関係を発展させる場づくりを重視している。 スイスネックスのスタッフがファシリテーターの役割を担い、人と人のマッチメーキングをする。即座にマッチメーキングができる秘密は、彼らの「顔の広さ」。 多様な背景を持ったスタッフが、ボストンエリアにあるハーバード大、MITや研究機関、ハイテク新規企業などに積極的に出向く。 時には関連イベントを共催するなどして、組織やそこに所属する人々の情報収集を徹底的に行いながら人脈を築いていく。 それをスイス側のニーズと照らし合わせた上で、誰と誰を、どんなテーマで出会わせ、効果を最大化するために、どんなイベントを企画すべきかとローカルとグローバルの間で日々戦略を練るのである。 スイスで開発した技術をもとに、米国でのビジネスを始める動きを具体的にサポートすることもある。 スイスは日本と同様、天然資源に恵まれず、教育に力を入れてきたが、近年「頭脳流出」が問題になっていた。 それを「頭脳循環」ととらえ直した発想が、スイスハウス(いまのスイスネックス)に結実した。 優秀なスイスの人材が世界に点在し、彼らが世界とつながることが、やがてはスイスを知のネットワークのハブに導くと考えたのだ。 **************************************** 菅谷さんは、多くの分野で国境を越えたネットワーク作りを支援する柔軟性を持った仕組みづくりが急務の課題となっている日本にとって、スイスネックスの事例に多くのことが学べるだけでなく、国際人となるために必要な一人ひとりの意識改革を促している、と締めくくった。 ボストンのほか、サンフランシスコ、インドのバンガロール、上海、シンガポールの5ヶ所にスイスネックスがある。 東京にも、science counselor(領事館員)が常駐しているらしい。 ネットワーキングの重要性は以前より叫ばれていた。 菅谷さんは言及している。「これからの時代は、個人が持つ知識量だけでなく、キーパーソンをつなぐネットワーキングによる『集合知』をいかに自分の知(脳)の拡張として使いこなせるかが鍵となる」 個人レベルだけでなく、組織や地域レベルでも知のネットワーキングと活用を通して、それぞれの可能性と実践力を限りなく広げていくことができるはずだ。 これらの「集合知」を、平和構築や自然保護にももっと役立てていけたらと願う。 菅谷さんの記事 http://globe.asahi.com/meetsjapan/090727/01_01.html スイスネックス http://www.swissnex.org/ ■
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by ou_allons_nous
| 2009-07-28 05:00
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「悩みのるつぼ」
(朝日新聞 be on Saturday 20090725 b10面) 27歳シングルマザーからの相談を、評論家の岡田斗司夫さんが回答。 その回答の内容は、対処すべき「悩み」の整理(と割り切り)と優先順位づけをした上で、的確な助言をしているものだった。 素晴らしいの一言だ。 「さあ、まずはこれに集中して解決のための行動を起こそう!」という動機付けになると思う。 決して機械的な回答ではなく、相談者の気持ちへの寄り添いも忘れない。 その内容をここに書き写す。 *********************************************** 相談内容(27歳 シングルマザーさん) 私は27歳で、7歳の男の子がいるシングルマザーです。 中絶する予定の前日に実家から逃げ、一人で子どもを生み育ててきました。息子は元気で明るく、家事を手伝ってくれます。 ただ勉強を見てあげられず、勉強嫌いになりました。私は昼夜働いていますが、それは子どもとずっと一緒にいることが怖いからです。私がハイハイの時に両親が離婚、3歳の時に新しい母親が来て虐待され続けました。虐待された子は虐待する可能性があるって聞いて怖いんです。 高校卒業後、寮付きの派遣の会社に入りましたが、休日に皆で遊びに出かけた帰り、上司に唇にキスされたショックで退職。夜の仕事が本業になり、じきにお客さんの子どもができました。私に結婚する気が全く無く、認知もしてもらいませんでした。でも子どもが3ヶ月の時、私が入院している間に彼は浮気して、私の貯金を全部持って失踪しました。縁が切れて良かったと思います。 子どもには父親は交通事故で死んだ、と言っています。いまは愛人のような形で生活を助けてくれる相手がいますが、マンションのローンをちゃんと払っておらず、あと3ヶ月で出て行かなければならなくなりました。 遺産問題でもめて、ずっと連絡しなかった両親に「助けてほしい」と頼んだら、「自分の責任」と。その通りですが、どうすればいいのかわかりません。」 回答内容(評論家 岡田斗司夫さん) 悩みとは「複数の問題で、頭の中が散らかった状態」を言います。部屋の中が散らかっていて、どこから片付けていいかわかんない。そんなとき、必要な行動は「整理するために、いま必要ないものは捨てる」です。 相談は、5つの段落に分かれています。実際に紙面を色鉛筆などで囲んで、それぞれの段落を区分けしてください。 では、整理、部屋のお片づけです。悩むのは後回し。 第1段落は自己紹介。今の問題には関係ないので捨てます。 第2段落の問題は「7歳の息子が勉強が嫌いで、育児に自信がない」です。それ以外の部分は捨ててかまいません。 あなたは虐待された育てられた。でも子どもが7歳になる今まで虐待してないんですよ。元気で親思いの良い子に育てられたのです。自信を持って大丈夫。 勉強嫌いの原因は、あなたが勉強をみてあげられなかったせいとは限りません。ゲームやTVのほうが絶対面白いし、たいていの7歳児は勉強嫌いです。 第3段落と第5段落は「すでに起きてしまった、どうにもならないこと」です。いずれ余裕ができたら考えることにして、とりあえず捨てましょう。 第4段落の問題は「住む家がなくなる」です。これこそ、あなた自身が動かないとどうしようもない「具体的な問題」。途方に暮れている場合ではありません。住む場所を探しましょう。 まず不動産情報。夜、仕事が終わってからでも、ネットなら調べられますよ。保証人については、今の愛人は頼りになるのか、もう一度吟味しましょう。 なによりも、ぜひ役所の福祉課で相談してください。地域によって違いますが、母子家庭に対する様々な支援が用意されているはずです。母子アパートに入れる場合もあるし、都営住宅の抽選なども有利になります。補助が出る場合もあります。 収入を増やす努力もするべきです。水商売は今でも続けておられるのでしょうか?まだ20代ですから、当分がんばれますよね。しっかり働いて収入を増やし、子どもと自分の将来のために貯金もしてみましょう。 深い悩みへの対処法は「解決可能な問題しか考えない」です。いま、あなたが考えるべきは「自分の稼ぎで住める場所を探す」だけのはず。前だけをしっかり向いて、頑張ってください。 ************************************************ 「悩みのるつぼ」コーナーの横を見ると、「編集部からみなさんから」があった。 この内容も面白かったので、以下に書き写す。 ************************************************* 「悩みのるつぼ」にたくさんの相談をお寄せくださり、ありがとうございます。 (中略) 最近「回答になっていない」との批判もいただきます。担当者としては当欄の回答は、「相談」への「お返事」のようなものかなと考えています。無責任な言い方かも知れませんが、それぞれ自由に味わってお読みいただき、取捨選択されるのがいちばんです。 6月27日付では、夫の喫煙に悩む主婦に、岡田斗司夫さんが「(夫の寿命の)覚悟を決めて楽しめば」と答えていました。少しドキドキしたのですが、相談者の方から「何度も拝読しました。今の私には覚悟を決め、割り切った対応をするには少し時間がかかりそうですが、少しずつ前向き(?!)に夫との余生を曇らせない努力はしようと思います」との感想が届きました。 (中島鉄郎) ************************************************* ネットで調べたら、岡田斗司夫さんは、あの「いつもあでもデブと思うなよ」の著者だということを初めて知った。 レコーディング・ダイエットという名前だけ覚えていて、著者や内容にも興味はなかったので。 また、オタクのカリスマとして随分と有名な方らしい。大学で教鞭もとっている。 岡田さんのブログは以下の2つ。 「岡田斗司夫のゼネラル・プロダクツ」 http://okada.otaden.jp/d2009-07.html 「レコーディング・ダイエットのすすめ」 http://putikuri.way-nifty.com/ 毎週土曜日の「悩みのるつぼ」、これからも注目していこう。 ■
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by ou_allons_nous
| 2009-07-26 05:00
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