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プレイフル・シンキング 仕事を楽しくする思考法
上田信行著 宣伝会議(2009年7月) あらゆる機会が自分が成長するための学びの場だということを、わかりやすく説明している本。 ワークショップを行う自分にとって、お馴染みの言葉が沢山出てくるが、「なんとなく」感覚的に使用していた言葉を、理解しやすい言い方で説明されているので参考になった。 仕事に対しても人生に対しても、「ワクワク感」は重要なキーワードだ。 一人ひとりが意識していくようにすれば、チーム内・組織内の風土も体質も見違えるほど改善するはず。 Carol S. Dweckのペーパーはぜひ読んでみたい。 ***************** 「メタ認知」とは物事を俯瞰したり、多角的な視点から眺めてみることである。(p44) 学びのプロセスにおいても、メタ認知はとても重要である。(中略) ひとつには、物事の全体像を把握するということである。「構造化してみる」といってもいいだろう。(中略) 学び手の理解が深まるのは、自分が向き合っている個々の活動や要素が、全体構造や目的に対してどのようにリンクしているのかが明確になったときである。全体における位置づけや意味合いが明確になったときに、この活動を通して何を学べばいいのかが理解できる。さらに、もっと効果的に学ぶにはどうしたらいいかといった学びのプロセスまで意識するようになると、学びはどんどん深化していく。(p59) メタ認知で考えるもうひとつの特徴は、物事の本質を探ることである。(中略) 物事を表面的に捉えるだけでは、学びにはつながらない。その本質的で普遍的な意味を見つけてこそ、学んだと言えるのである。(p60) 「可鍛性(かたんせい)」 鋼を熱して叩いて鍛えていくと、強度や靭(じん)性(粘り強さ)が向上していくという意味の専門用語である。英語では、「マリアブル(malleable)」という。鉄の場合は叩けば強くなっていくが、ここでは、物事に備わっている特性が増強されて、どんどん強力に、パワフルに、エネルギッシュになっていくことだとイメージしてほしい。 この言葉は、キャロル・ドゥエックのマインドセット理論においても使われる。「努力すれば自分は変われる」とするgrowth mindsetの根底にあるのが、まさに可鍛性であるというのだ。マリアブルとは、柔軟に変化を受け入れ、自分自身もよりよい方向へ変わっていく可能性を感じられること。(p83) ********************************** 振り返り(省察)の大切さ、体験と経験、可視化するアウトプット、協働・対話・共感なども、もちろん大切なキーワード。 上田信行さんはネオミュージアムの館長 http://www.neomuseum.org/
by ou_allons_nous
| 2009-11-01 16:00
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