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得と損、勝利と敗北、名声と恥、体と心、精神と魂といった二元性は、アサナの修得によって自然に消えてしまい、求道者は次のプラーナーヤーマの第四段階に入ることができる。(p49) プラーナーヤーマ(p50-51) プラーナとは、呼吸・息・生命力・風・エネルギー・栄養力等を意味している。 アヤーマは長さ、広がり、伸ばす、制止等を意味する。 プラーナーヤーマは、呼吸の延長と呼吸のコントロールを意味してもいる。 すなわち、 (1)吸う息=プーラカ(満たす) (2)吐く息=レーチャカ(空にする) (3)息を止める=クムバカ。 ハタ・ヨガでは、クムバカという言葉は、吸う息・吐く息・息を止めるの三つの過程を含んだ一般的な意味で使われている。 クムバカには二つの違った状態がある。一つは空気を一杯に吸い込んで息を止める状態と、完全に吐ききって息を止める状態とである。 プラーナーヤーマは、気の科学であり、それは生命という車輪が回転するために必要な中心軸のようなものである。 プラーナーヤーマ行法は一人ひとりの呼吸と、大宇宙の呼吸との調和をはかることであるといえるのである。 (P460-463) プラーナーヤーマの技術を実習するためには、バンダ、ナーディ、チャクラについての知識が必要である。 バンダとは「束縛」「一緒につなぎ合わせること」「足かせ」「つかむこと」などを意味する。 それはまた、体のある器官、あるいは体のある部分を収縮し、コントロールする姿勢のことも意味する。 プラーナーヤーマに重要なバンダは次の三つ、 (1)ジャーランダラ・バンダ:最初にマスターするもの。首およびのどを収縮し、あごの両鎖骨中央部、胸骨の上のくぼみにつける。心臓、首の腺、脳も含めた頭部への血液とプラーナの流れを調整する。ジャーランダラ・バンダを行う場合、プーラカ(吸気)レーチャカ(呼気)とクムバカ(保息)の三つのプラーナーヤーマを必ず行うこと。 (2)ウッディーヤーナ・バンダ:「飛び上がる」ということで、横隔膜を引き上げることによって、腹部臓器を背骨の方に向けて引き込む。ウッディヤーナ・バンダは、レーチャカの後のバーヒャクムバカ中、つまり完全な呼気の後、新たに息を吸う前の息を止めている間にのみ行ってよい。これは横隔膜・腹部臓器に刺激を与える。 (3)ムーラ・バンダ:ムーラは「根」「源」「根本」「基礎」という意味で、ムーラ・バンダは肛門とへその間の部分を収縮させて引き上げ、背骨の方に近づける過程である。ムーラ・バンダはまず吸気のあとの保息中に試みること。肛門周辺の筋肉を収縮させることを練習すると、ムーラ・バンダがやりやすくなる。 人間の体は小宇宙である。ハタは、ハとタの二音節からなり、それぞれが太陽と月を意味する。 太陽と月のエネルギーは、ピンガラーとイダーという二つの主なナーディを流れるといわれている。 ピンガラーは太陽のナーディで、右鼻腔から始まり脊椎最下部に至る。 イダーは月のナーディで、左鼻腔に始まり、脊椎最下部に至る。 この二つのナーディの間に、火のナーディであるスシュムナーがある。 スシュムナー・ナーディは神経エネルギーの流れの中心的経路であり、脊柱の中を通っている。 ピンガラー、イダー、スシュムナーもいろいろなところで互いに交差している。 これらの交差点がチャクラ(輪)といわれ、はずみ車がエンジンを制御するように、チャクラは体の機構を制御する。 主なチャクラは、 ムーラダーラ・チャクラ:肛門の上、骨盤近くにある スワディシュターナ・チャクラ:生殖器の上にある マニプーラカ・チャクラ:へそにある マナス・チャクラおよびスーリャ・チャクラ:へそと心臓の間にある アナーハタ・チャクラ:心臓にある ウイシュダ・チャクラ:咽頭部にある アーンニャー・チャクラ:眉の間にある サハスラーラ・チャクラ:胸腔にあり、千枚の花びらをもつ蓮とよばれている ララータ・チャクラ:額の上にある ************************************
by ou_allons_nous
| 2009-07-19 22:34
| Yoga
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