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『わかりやすく<伝える>技術』
池上 彰 著 講談社現代新書(2009年7月) わかりやすく<伝える>技術が、とてもわかりやすく解説されている本。 内容と手立てが一致している良書。 【聞き手に対する準備】 *「どんなレベルの人に向けて説明するのか。対象の読者をきちんと設定しないと、解説は意味をなさないのです」(p40) *「わかりやすい説明の準備は、相手が何を知らないか、それを知ることから始める。」 「いわゆる世間の人にとって、何がわからないのか、それがわからなくなっている自分に気がついたのです。いわば無知の知を知ったのです。無知の知とは自分が知らないということを知るという意味です。」(P74) 【自分自身の準備】 *「自分がそのことを本当によく知っていないと、わかりやすく説明できないのです。なまじ中途半端に知っていると、あれも言わなければならない、この要素を落とすと正確ではないと不安になり、ややこしい説明になってしまいがちです。出来事の全体像が理解できていれば、それぞれの要素の価値が評価できますから、大胆に切り落とすことも可能になるのです。」(p78) *「本当によく理解している人は、こんなふうにざっくりとひと言で説明できるのだなと思いました。 それは、大胆に省略できるからです。何を話すかではなくて、何を割愛するか、ということも大事なこと。全体像が頭に入っていますから、落とすべき要素を選択できるのです。」(p79) 【伝える技術】 *「あらかじめ、いまからこういう話をしますよ、聞き手にリードを伝えることを、私は”話の「地図」を渡す”と呼んでいます。きょうはここから出発して、ここまで行く、という地図を和ツィ、そのルートをいまから説明します、という形をとることで、わかりやすい説明になります。」(p19) *「一つの文に入れる要素を一つに絞り、文をポンポンきっている。いっぺんにベタッと描くのではなくて、一つ一つの話を重ねていくことで全体像を描いていく。」(p61) *「接続詞はつけずに短い文をポンポンと並べたほうが、リズムもいいし、わかりやすくなる、ということにも気がつきました。論理的に流れていれば、接続詞はいらないのです。逆に言えば、接続詞を多用している文章は、実は論理的でない文を、接続詞で無理やりつないでいることが多いのではないでしょうか。」(p62) *わかりやすい説明のルール: 「聞き手に地図を」「対象化」「階層化」 「聞き手に地図を示すということは、あらかじめみんなに何を説明するかという目的地までを示すことです。 対象化とは、考えを一度書いてみたりしゃべってみたりして、自分の考えを外部に出すことを意味します。 それによって、自分の考えを客観的に見ることができるのです。 話す内容は大きく分類したうえで、それぞれの項目の中身を書き出していきます。それが階層化です。」(p92-93) *ポイントは*三つに絞る(p152) *最後に冒頭の「つかみ」に戻る(p156) *具体的な話から抽象化へ(p161) *抽象的なキーワードはまとめに(p191) *使いたくない言葉⇒無意味な接続詞、「こうした中で」(p172) *********************************************** 以前、話し方について学んだときのポイントも以下に記しておく。 ● 情報の整理と組み立て -「結論」が先、「理由」は後 -「全体」が先、「部分」は後 -情報を整理、項目ごとに分類 -項目には「小見出し」を ● 大事なことは繰り返して言う ● 「してよにっこり」 し⇒視線 ジグザグに、一番遠くの人から て⇒手 ジェスチャー(胸から上で) よ⇒良い姿勢、身なり にっこり⇒リラックス、肯定感 ● 大きく、低めで、テンポよく ● 言った言葉を大切にする。言葉が途中で宙に浮かないように。
by ou_allons_nous
| 2010-04-12 06:00
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